お知らせ

エアコンの仕組みについて

エアコンは、室内機と室外機がパイプでつながっており、そのパイプの中を冷媒と呼ばれる液体ガスが循環しています。エアコンの冷房と暖房は、この冷媒の性質を利用して行われます。

冷房

1. 室内機の熱交換器で室内の熱を吸収

室内の空気が室内機の熱交換器を通過すると、冷媒が室内の熱を吸収して気体になります。

2. 室外機の熱交換器で熱を放出

気体になった冷媒は室外機の熱交換器に送られ、室外機のファンによって冷却されます。冷却された冷媒は液体に戻ります。

3. 膨張弁で圧力を下げ、温度を下げる

液体になった冷媒は膨張弁を通過すると、圧力が下がり、温度も下がります。

4. 室内機の熱交換器で冷媒が蒸発

低温になった冷媒は室内機の熱交換器に戻り、室内の熱を吸収して蒸発します。

5. 1. に戻る

蒸発した冷媒は室外機に送られ、1. に戻ってサイクルが繰り返されます。

暖房

1. 室外機の熱交換器で外の空気の熱を吸収

室外機の熱交換器が外の空気の熱を吸収し、冷媒が気体になります。

2. 圧縮機で圧力を高め、温度を上げる

気体になった冷媒は圧縮機で圧縮され、圧力と温度が上がります。

3. 室内機の熱交換器で熱を放出

高温になった冷媒は室内機の熱交換器に送られ、室内の空気に熱を放出します。

4. 膨張弁で圧力を下げ、温度を下げる

熱を放出した冷媒は膨張弁を通過すると、圧力が下がり、温度も下がります。

5. 室外機の熱交換器で冷媒が蒸発

低温になった冷媒は室外機の熱交換器に戻り、外の空気の熱を吸収して蒸発します。

6. 1. に戻る

蒸発した冷媒は室外機に送られ、1. に戻ってサイクルが繰り返されます。

その他

エアコンには、冷房と暖房以外にも、除湿や換気などの機能があります。これらの機能は、冷媒の性質を利用して行われます。

エアコンの効率は、室外機の熱交換器の大きさや性能、冷媒の種類などによって決まります。近年では、省エネ性能の高いエアコンが開発されています。

まとめ

上記の仕組みでエアコンが作動するので、施工不良により冷却ガスが抜けてしまうと冷房も暖房も効かなくなって暇います。
そして、一番多い工事ミスがガス漏れです。エアコンの仕組み上冷媒ガスが抜けてしまうことは大きな問題ですので、フレアの作業をするときは、バリ取りやトルクレンチを必ず使用し真空引き後にゲージの確認を行いガスが漏れないようにしてください。
この作業を怠ってしまうと2~3万の手直し費用が発生してしまいます。
初心を忘れず丁寧な作業を心がけてください。


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