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繁忙期の実績を次の仕事につなげる|エアコン工事業者が今のうちに考えたい働き方

忙しい時期は、自分の本当の施工力が見えやすい

エアコン工事の繁忙期に入ると、毎日の予定をこなすだけで精一杯になり、自分の働き方について考える時間はなかなか取れません。

朝から現場を回り、標準工事だけではなく、配管延長、化粧カバー、室外機の特殊設置、穴あけ、専用回路など、その日の現場によって内容も変わります。予定通り進む日もあれば、想定外の工事が重なって時間が押す日もあります。

ただ、この忙しい時期は、自分がどのくらいの仕事量を無理なくこなせるのかを確認するには非常に良いタイミングでもあります。

一日に何台くらいであれば施工品質を保てるのか。どのような現場ならスムーズに対応できるのか。逆に、どのような工事では時間がかかるのか。

繁忙期の経験を振り返ると、自分の得意分野や今後伸ばしたい部分がかなり見えてきます。

工事件数だけではなく「どんな仕事をしたか」を振り返る

エアコン工事業者として売上を伸ばすのであれば、単純に施工台数を増やすことだけを考えるより、自分が対応できる工事の幅を把握することも大切です。

例えば、標準的なルームエアコン取付を中心に回るのが得意な業者さんもいれば、屋根置き、壁面、二段置きなどの室外機特殊設置を得意とする業者さんもいます。

化粧カバーをきれいに仕上げることが得意な人もいれば、難しい穴あけや隠ぺい配管など、現場判断が必要な工事に強い人もいます。

ここを自分自身で理解しておくと、新しいエアコン工事の業務委託先へ相談するときにも話が早くなります。

「エアコン工事経験があります」だけではなく、「量販店案件を中心に稼働している」「特殊設置にも対応できる」「ワンマンでこの程度の件数を担当している」と具体的に伝えられる業者さんの方が、依頼する側も仕事を任せるイメージを持ちやすくなります。

これは転職活動のような話ではありません。

個人事業主や法人として、自分たちの施工能力を正しく把握するという、ごく普通の事業管理です。

繁忙期は取引先を評価する時期でもあります

仕事を受ける側が評価されるのは当然ですが、業務委託で仕事をしている以上、業者側も取引環境を確認していいと思います。

特に繁忙期は、その会社の配車や管理体制が分かりやすく表れます。

現場同士の移動距離は現実的だったか。追加工事が発生したときに相談しやすかったか。現場で判断に迷ったときに連絡が取れたか。工事完了後の報告方法は分かりやすかったか。

そして、頑張って施工した分がきちんと売上につながる環境だったか。

エアコン取付業者にとって、移動時間はそのまま利益に影響します。1件あたりの単価だけを比較しても、現場同士が大きく離れていれば一日に施工できる件数は減ります。

逆に、近いエリアへまとまった配車ができれば、移動時間を抑えながら施工に時間を使えます。

エアコン工事業務委託を探すときは、単価だけではなく「実際に一日をどう動けるのか」まで考えることが重要です。

夏に仕事があることと、年間を通して安定することは別です

繁忙期は予定が埋まっているので、取引先について深く考えなくなることがあります。

しかし、エアコン工事を事業として考えるのであれば、夏だけではなく年間の動きを見ておきたいところです。

車両、工具、保険、通信費など、仕事量に関係なく必要になる経費があります。さらに、真空ポンプや電動工具、脚立などの買い替えやメンテナンスも必要です。

夏に大きく売上を伸ばすことは重要ですが、秋以降の仕事量が急激に落ちれば、年間では思ったほど数字が残らないこともあります。

そのため、エアコン工事業者募集やエアコン協力業者募集を探す際には、「繁忙期に何件あるか」だけを見るのではなく、繁忙期以外にどのような案件があるのかも確認しておくことをおすすめします。

今の取引先を辞めなければ、新しい相談ができないわけではありません

新しいエアコン工事業務委託先を探すと、「今の仕事を全部辞めて移らなければならない」と考える業者さんもいると思います。

しかし、必ずしもそうする必要はありません。

現在の取引先を続けながら、空いている曜日だけ別の案件を受ける働き方もできます。繁忙期だけ応援に入ったり、逆に閑散期だけ仕事を増やしたりする考え方もあります。

大切なのは、自分の事業にとって選択肢を持っておくことです。

現在の取引環境に満足しているのであれば、その仕事を大切に続ければいいと思います。

一方で、「秋になると仕事が減る」「もっと近いエリアで回りたい」「施工できるのに案件数が足りない」「もう少し違う現場も経験したい」と感じているのであれば、新しい取引先へ話を聞いてみること自体に大きなリスクはありません。

条件を確認したうえで、自分に合わなければ現在の環境を続けることもできます。

良い業務委託先は「たくさん付けられる人」だけを求めているわけではありません

エアコン工事業者募集を見ると、「施工台数をたくさんこなせないと応募しにくい」と感じる人もいるかもしれません。

しかし、実際に長く仕事をお願いしたいのは、単純に施工が速い業者さんだけではありません。

無理のない施工件数を申告し、その範囲できちんと品質を守れること。判断に迷ったときには確認すること。施工後の報告をきちんと行うこと。そして、お客様の住宅を扱っているという意識を持って仕事をすること。

こうした当たり前の積み重ねが、長期的な仕事につながります。

エアコン工事は、室内機と室外機を取り付ければ終わりという仕事ではありません。

冷媒配管の接続、真空引き、ドレン勾配、断熱処理、室外機の設置、試運転、お客様への説明まで含めて一つの工事です。

件数を増やすことは大切ですが、手直しや再訪問が増えてしまえば、結果的に時間も利益も失います。

自分が責任を持って施工できる件数で安定して稼働することが、長く仕事を続けるうえでは重要です。

繁忙期の経験を、次の選択肢につなげてみてください

忙しい時期に新しい取引先について考えるのは、少し面倒に感じるかもしれません。

ただ、実際に現場を多く回っている今は、自分の施工力や現在の取引環境を一番冷静に比較できる時期でもあります。

今年どのくらい施工できたのか。

どの工事が得意だったのか。

今の配車に無駄はなかったか。

繁忙期以外の仕事量はどうなりそうか。

そして、来年も同じ働き方をしたいと思えるか。

このあたりを一度考えてみるだけでも、今後の方向性はかなり見えやすくなります。

エアコン工事業者募集、エアコン協力業者募集、エアコン工事業務委託などを探している方は、現在の取引先をすぐに変える必要はありません。

まずは自分の稼働状況や希望エリア、施工体制について相談し、どのような仕事ができるのかを確認してから判断する方法もあります。

エアコン工事は、技術を身につければ長く続けられ、自分の努力や施工力を仕事量につなげていける魅力のある仕事です。

繁忙期をただ忙しかった夏で終わらせず、今年積み上げた経験を、秋以降そして来年の仕事につなげていく。

そうした積み重ねが、エアコン工事業者として安定した事業をつくっていく一歩になると思います。

 


 

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