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古い建物のエアコン取付で差がつく!プロが押さえるべき注意ポイントとは?

エアコンの取り付け工事って、実は建物の築年数によってやることも気をつけることも全然変わってきます。特に築30年以上の古いマンションや戸建てでの工事は、現場に入る前の準備からかなり神経を使うのが本音です。この記事では、古い建物でのエアコン取付において、トラブルを防ぎつつスムーズに作業を終えるためのチェックポイントを、現場目線でまとめました。これを読んでおけば、初めて入る古い現場でも焦ることなく、確実に対応できるようになるはずです。

  1. 壁の強度と材質は必ず事前確認

古い建物で一番多いのが、「壁にビスが効かない」問題。木造住宅の場合、下地がスカスカで、アンカーを打っても効かないなんてこともあります。特に昭和40〜50年代の建物は、石膏ボードの下に空間があるだけで、下地材がどこにもないというケースもザラです。

壁掛け金具を取り付ける前に、必ず下地センサーでチェックして、必要なら合板で補強する準備をしておきましょう。マンションの場合はコンクリート壁であっても、**ALC(軽量気泡コンクリート)**の場合があり、これもまたビスが効きづらい。ここはコンクリ用のアンカーを使うか、接着剤併用で強度を持たせる必要があります。

  1. 配管穴が使えない・開けられない可能性あり

築古物件では、配管穴が無いか、あっても位置が悪い、あるいは径が小さすぎて配管が通らない、なんてトラブルも。さらに、躯体に穴を開けること自体が禁止されている物件もあります。管理会社や大家さんに事前確認を取らずに穴を開けてしまって、あとで揉めた、という例も実際にあります。

ここは事前調査と、オーナー・管理会社への報告が必須。既存の穴があれば、そこを活用できるかをまず確認。穴が小さい場合は、ドレンと冷媒管を分けて通すなどの工夫が必要です。開口が必要な場合は、コアドリルを使えるか、騒音が出ても大丈夫か、粉塵の処理はどうするかも含めて段取りを立てておきましょう。

  1. 電源の位置・容量・劣化に注意

古い建物は、そもそもエアコンを設置する前提で作られていないことも多く、エアコン専用回路が無い場合がよくあります。既設のコンセントを使う場合でも、容量不足(15Aしかない)や、配線が劣化していてショートや火災のリスクがある場合も。

このため、分電盤から新しく専用回路を引く提案や、電気工事士による点検を推奨するケースも増えています。エアコンの電源が「延長コードで取ってある」なんて現場は即NG。こういった配線はお客様の安全に関わるので、しっかり説明したうえで適切な処置を案内しましょう。

  1. 室外機の設置スペースが限られている

古い建物は、ベランダが狭かったり、室外機を置くスペースが無い場合もあります。さらに、室外機の振動や騒音が響きやすく、クレームにつながりやすい環境であることも多いです。

こんなときは、壁面設置金具や屋根置き架台の活用、あるいは隣家との距離を見て防振ゴムや防音マットの設置を検討します。ドレンの排水もベランダ排水口に直接つなげず、排水経路の確認と加工が必要な場合がありますので、養生を含めた細やかな配慮が求められます。

  1. 隠蔽配管がある場合は要注意

古いマンションにありがちなのが隠蔽配管が残っている物件。一見すると楽そうに見えますが、経年劣化した配管は銅管が酸化して詰まっていたり、フレアが再利用できないほど傷んでいたりするケースもあります。

再利用できるかの判断は慎重に。真空引きで圧力が安定しない、フレア部からのガス漏れがあれば、新たに配管を引き直すしかありません。その場合、露出配管での施工になる可能性もあるので、お客様としっかり話をしておくことが肝心です。

  1. 近隣住民・住人への配慮も忘れずに

古い建物ほど、音や振動、工事中の声が響きやすい構造になっていることがあります。しかも高齢の住人が多いと、ちょっとした騒音でもクレームにつながりやすいです。

作業前に一声かける、作業中はできる限り静かにする、養生はしっかり行う、といった当たり前の気遣いが信頼につながります。室外機の設置も、隣室との距離や風向きまで配慮するのが、プロの仕事の差が出るところです。

まとめ:古い建物こそ、段取りと気配りがモノを言う

古い建物でのエアコン取付工事は、事前準備と丁寧な施工がすべてと言っても過言ではありません。壁の材質、配管穴の有無、電源環境、室外機の設置場所、隠蔽配管の有無など、**「やってみないとわからないこと」**が多いのが実情です。

でも、そこを一つひとつ丁寧に対応できる業者こそ、お客様からも内勤担当からも信頼され、「この人にまたお願いしたい」と思われる存在になれます。古い建物=難しい現場と構えるのではなく、丁寧に段取りを組んで、確実に進める。それができる職人が、結果的に仕事を継続して受けられるんですよね。

このブログを通して、古い建物でのエアコン取付に自信を持って取り組んでいただけたら嬉しいです。こういう現場こそ、プロとしての腕の見せどころですから!

 


 

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