“水漏れ”で信用失う前に|室内機からの水漏れ原因とプロが実践する点検法
エアコン工事の現場で一番避けたいトラブルって何かって言われたら、多くの人が「水漏れ」を挙げるんじゃないでしょうか?
実際、施工後に「室内機からポタポタ水が落ちてくるんだけど…」って連絡が入った時のあの胃がキューっとなる感じ、あれは何度経験しても慣れません。水漏れって一発で信頼を失う原因にもなりますし、場合によっては壁紙やフローリングに被害が出て、クレーム対応が長引くこともあります。
今回はそんな**「室内機からの水漏れ」**にフォーカスして、
・よくある原因
・プロが現場で気をつけてる点検・予防法
を、実体験ベースで詳しく話していきます。
水漏れトラブルってどこから来るの?
室内機からの水漏れって、意外と原因が単純なことが多いです。以下が主なパターン。
- ドレンホースの詰まりや逆勾配
水漏れで一番多いのがコレ。施工中にホース内にゴミや断熱材の切れ端が入り込んで、数日〜数週間後に詰まるパターン。詰まりまでいかなくても、勾配が甘くてうまく排水できていないと、じわじわと水が溜まり、最終的には室内機からポタポタ…。
特に逆勾配になってると最悪で、水が排出されるどころか逆流してくる可能性すらあります。
- ドレンパンの汚れや傾き
設置時に水平器でチェックしなかったり、壁の歪みを読み違えると、ドレンパン内に水がたまっても排出されにくくなります。これも放っておくとオーバーフローの原因に。
さらに使用中にホコリが溜まってドレン排水の流れが悪くなると、水が逆流することもあります。
- 真空引きが甘い or 結露対策が不十分
これもあるあるなんですが、真空引きがしっかりできてないと、室内機内部に水分が残ったまま運転が始まって、内部の配管や断熱材に結露が発生。結果的に水漏れっぽい症状が出てくることもあります。
また、配管の断熱材がずれていたり、被覆が甘いと、冷媒管に結露が出て水滴が室内に垂れることも。
- 内部フィルターや熱交換器の汚れ
定期メンテナンスがされてないエアコンだと、フィルターが詰まって内部に湿気がこもり、ドレン水の排出量が急増することもあります。これが原因でパンがあふれて水漏れ、ってこともあるので、実は施工ミスじゃなくても起きるトラブルです。
プロが現場で実践してる“水漏れ防止のチェックポイント”
エアコン工事のプロって言われる人たちは、施工後に「あ、水漏れ起きるかもな」ってサインを見逃さないんですよね。じゃあどこを見てるのか?現場での具体的なチェックを紹介します。
ドレン勾配は目で見て・触って・流して確認
正直、水平器だけに頼ると壁の歪みや固定具のクセで逆勾配を見落とすことがあります。
現場では、実際に水を流して排水具合を見るのが一番確実。
施工後に500mlのペットボトルの水を流してみて、スムーズに流れるかを見る。このひと手間が、あとでのクレーム防止にめちゃくちゃ効きます。
室内機のレベル確認は「設置→数分後」に再確認
意外と見落とされがちなんですが、設置直後は水平でも、室内機が自重で少し傾いたり、壁材が柔らかくてずれてくることがあります。
だから取り付けてすぐではなく、数分後に再度水平確認するクセをつけておくと安心です。
ドレンホース出口の“虫除け”と“通気確認”
最近はドレンホースに防虫キャップつけるのが常識になりつつありますが、これが逆に詰まりの原因になることも。通気性が悪くなると、水の流れが鈍くなってオーバーフローにつながるので、定期点検や掃除が前提です。
真空引きの圧力チェックをしっかり記録
配管内部に湿気が残ってると、運転初期に結露や霜付きが起こって、予期せぬ水滴が出ることがあります。
だから真空引きの時間だけじゃなく、圧力(−0.1MPa近く)を記録しておくこと。これは自分の安心にもなるし、万が一の時に「ちゃんとやってました」って証拠にもなります。
水漏れが起きたら…まずやるべき応急処置と対応の心得
万が一、水漏れの連絡が入ったとき、どう対応するかもプロの腕の見せどころです。
まず第一に、すぐに現場に向かうことが信頼維持の鍵です。スピード感ある対応は、「ちゃんとした業者」って印象を与えます。
現地でやることは大きく分けて3つ。
- ドレンホースの詰まり確認(掃除機やブロアで吸い出す)
- 勾配の再確認(必要なら再施工)
- 室内機の水平確認と再固定
再施工になっても、丁寧に状況説明をして、お客様が納得する対応を心がけましょう。特に壁紙やフローリングに水濡れがあった場合は、写真を撮って報告書を残すことも大事です。
まとめ|“信用を守る”=“水漏れを防ぐ”こと
エアコン工事って、施工が終わった瞬間がゴールじゃなくて、その後数週間、数か月経ってからが本当の勝負です。
水漏れ一つで「あの業者、ちゃんとした仕事してくれなかった」って思われてしまう時代ですし、クチコミやレビューに影響することもある。
だからこそ、「水漏れ対策」は単なるミス防止じゃなくて、信用を守るための基本ルールとして、しっかり実践していく必要があります。
今後も「安心して任せられる業者」として現場で評価され続けるために、一つ一つの工事を丁寧に、そして疑わしきはチェックを怠らず。
“ちょっとの気配り”が、“長い信頼”につながるというのは、この仕事を続けてると本当に実感します。
エアコン工事業で稼ぐためには、短期的な利益を追うだけでなく、長期的な信頼や安定収入を得るための基盤作りが重要です。丁寧な対応と技術力を武器に、継続的に成長できる環境を構築しましょう。
適切な施工と定期的なメンテナンスを行うことで、ガス漏れのリスクを大幅に減らすことができます。施工業者としては、確実な作業と信頼性の高いアフターサポートを提供することで、お客様の満足度を向上させることが可能です。
!
協力業者様の成長は、私たちの成長の源。
そして私たちの成長は、協力会社さまの成長につながる、そんなウィン・ウィンの共存共栄の関係こそが、事業運営を営む中で最も重要視すべきことだと考えています。
自社の成長を加速させるためにも、協力業者様を全力で支援することをお約束いたします。
株式会社APJを支えてくれる協力業者様に深く感謝を込め、業務を通じて協力業者の皆さまの人生が豊かになるお手伝いをしたい。
エアコン工事協力業者様からのご応募をお待ちしております。
All People Joy ― 全ての人に喜びを
TEL:0120-870-807
MAIL:info@n-apj.co.jp