エアコン工事業者が知っておきたい「カビ予防術」
メタディスクリプション:エアコン工事・取り付けを手がける業者様必見。工事後の「カビ」リスクを抑えるための知識と手順を徹底解説。協力業者として信頼される技術と提案力を身につけ、受注率アップにつなげましょう。
エアコンを取り付けるたびに、「施工したお宅で後日カビ臭がする」「内部にカビが発生して再点検になった」というケースを耳にすることがないでしょうか。実は、カビの発生は単に見た目やにおいの問題だけにとどまらず、顧客満足度やリピート工事・クレーム対応のコストにも直結します。そこで今回は、エアコン工事を主体に行っている皆さんが「カビ予防」の知見を深め、クライアントに“この業者なら安心”と思ってもらえる提案力をつけるための内容をお届けします。
なぜエアコン内部にカビが繁殖するのか?
エアコン内部でカビが発生しやすい原因を理解しておくことは、現場での工事提案やアフターケア対応力を高めるうえで非常に重要です。
そもそも、カビは「温度」「湿度」「栄養(ホコリ・汚れ)」という3つの条件が重なった場所で繁殖しやすい微生物です。エアコンの場合、冷房や除湿運転を行った後、熱交換器(フィン)やドレンパンに結露水がたまりやすく、また室内から吸い込んだホコリが内部に付着することで、まさに温度と湿度と栄養が揃った“カビ菌の巣”になってしまいます。実際、冷房運転停止直後に内部湿度が85%以上に達するという機種の測定データも存在します。
つまり、工事段階で「結露がたまりにくくする」「ホコリが付着しないようにする」「内部乾燥を促進する」という視点を持って施工・提案できる業者こそ、クライアントからの信頼性が高くなります。
施工業者だからこそ押さえておきたい“カビ対策”ポイント
ここからは、現場の工事業者として「この手順を押さえておけば安心」と自信を持って説明できる内容を、実践的な視点で見ていきましょう。
まず第一に、エアコン設置時や配管接続時に意識すべきことがあります。ドレン配管が水平に近い勾配で設置されていなかったり、配管の断熱が不十分でフィンで結露が生じやすい環境を放置していたりすると、常に湿った状態で運転されることになりカビリスクが高まります。エアコン本体の水平・傾き確認、ドレンホースの排水経路をしっかりチェックすることが、工事業者としてのプロ意識が問われるポイントです。
次に、施工完了後の“運転開始までの導入説明”も利点があります。特に冷房・除湿運転後に「送風運転」や「内部クリーン運転」を行ってエアコン内部を乾燥させる習慣を顧客に提案することで、カビ発生を抑制する効果があります。たとえば、冷房停止後に30分~1時間程度“送風運転”で内部の水分を飛ばすという方法が各社で推奨されています。こうした説明を現場で顧客に伝えられる業者は、アフターケア意識が高いと見なされます。
さらに、フィルターや吹き出し口、ルーバーなどお客様が自分でも手がけられる範囲の“メンテナンス案内”をしておくことも重要です。工事受注後、「アフターも安心ですよ」というメッセージを込めて、フィルター掃除のタイミング、汚れがつきやすい環境(ペット・たばこ・料理)での注意点などを具体的に伝えることで、あなたの業者さんに対する信頼度が上がります。フィルターを2週間に1回程度掃除するだけで、カビ発生環境を大きく改善できるというデータがあります。
協力業者として差がつく“付加価値提案”
ここからは、ただ施工をこなすだけでなく、協力業者としてネットワークに参加してもらいたいという視点で「この業者なら稼げる・選ばれる」という付加価値を語ります。
まず、カビ対策をセットで提案できる工事業者は、量販店やリフォーム案件でも“差別化”要因になります。例えば、エアコン本体+配管工事+オプションとして「カビ予防施工(送風運転設定案内、配管断熱強化、ドレン水排出経路確保)」を提案できる体制を持っていれば、クライアントに対して「工事後も安心して使えます」というメッセージを打ち出せます。
そして、こうした“維持管理”提案をきちんと紹介できる工事業者は、クライアントからの再依頼やネットワーク紹介にも繋がります。「あの業者さん、単に設置するだけじゃなくて使い始めからフォローしてくれる」と言われれば、自然と仕事が増えるわけです。これは“稼げる業者の特徴”とも言えます。
さらに、施工後の「アンケート取得」「LINE公式でのフォロー」「定期点検案内」などをセットで運用しておくことで、信頼性が見える化され、量販店やハウスメーカーからの工事発注を受けやすくなります。そしてその際、カビ予防知識を持っていることが“BtoB先”からの信頼獲得にも繋がります。
まとめ
エアコン工事を担うあなたが、ただ取付けて終わりではなく、「その後も快適に使ってもらえる提案力」を持つことが、大きな差別化になります。カビという目に見えないトラブルを未然に防ぐ知識と手順を理解し、顧客に安心感を提供できる業者になれば、紹介も増え、リピートも増えるという好循環が生まれます。
配管の取り回し、ドレンの排水確保、送風・乾燥の提案、フィルター掃除の案内。こうした一つひとつを“当たり前に”実践できる業者こそ、求められる存在です。もし、あなたが「この分野でもう一歩上の存在になりたい」「安定的に工事案件を増やしたい」と思っているなら、ぜひこの機会にカビ予防対応を強化してみてください。
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