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エアコン工事における高所作業の注意点|事故を未然に防ぐために今見直すべきこと

エアコン工事の現場では、室外機の取り付けや配管作業など、高所での作業が避けられないケースが多く見られます。特に集合住宅のベランダや、二階の壁面に設置する際は、脚立やスライダー(梯子)を使用する場面が頻繁にあります。しかし、この高所作業こそが、エアコン工事における最も大きなリスクの一つでもあります。

事故は「慣れ」や「油断」から生まれることが多く、毎年少なくない数の業者が高所からの転落により怪我を負っています。この記事では、エアコン工事に従事する皆さまに向けて、高所作業の際に注意すべきポイントや、現場での安全確保の工夫を詳しくご紹介いたします。

なぜ高所作業での事故が起こるのか

高所作業の事故原因の多くは、「準備不足」や「判断の甘さ」が挙げられます。例えば、「脚立が不安定な状態でも無理やり作業を続けてしまった」「スライダーをかける角度が甘く滑ってしまった」「手すりが無い場所での作業に命綱を使用しなかった」など、些細な判断ミスが大きな事故につながることがあります。

特に繁忙期には1日に複数件の工事が続き、疲労や焦りから注意力が低下しやすくなります。だからこそ、日々の安全確認が極めて重要なのです。

脚立・スライダー使用時の基本チェックポイント

エアコン工事で頻繁に使用される脚立やスライダーは、使い方ひとつで安全性が大きく変わります。以下のような点を必ず確認するようにしましょう。

まず、脚立を使用する場合には**「水平な地面に設置されているか」**を必ず確認してください。アスファルトやタイルの上でも微妙な傾斜があることが多いため、水平器でチェックする習慣をつけるのがおすすめです。また、脚立の「ロック機構」がしっかり固定されているかも重要です。

スライダーを使用する際は、設置角度が70度〜75度程度になるように調整しましょう。急すぎる角度では滑落のリスクが高まり、逆に緩すぎても脚元が滑る危険があります。そして、必ず「足元の固定」がされていることを確認しましょう。可能であれば、下にいるスタッフに支えてもらうなど、ツーマンでの作業が理想的です。

命綱(安全帯)の使用を習慣にする

高所での作業を行う際には、命綱(安全帯)を着用することが基本です。しかし、実際の現場では「面倒だから」「動きづらいから」という理由で着用していない方も少なくありません。

ですが、安全帯は「最後の砦」とも言える存在であり、命を守るためには欠かせません。たとえ1メートル程度の高さでも、転倒時の打ち所が悪ければ重症になる可能性もあるのです。

最近では巻取り式のハーネス型安全帯など、動きやすさと安全性を両立した商品も多数販売されています。装着の習慣化と共に、正しい使い方も定期的に社内で共有しておくと、より事故防止につながります。

天候や足場の状態を確認してから作業を始める

高所作業で見落としがちなのが、「天候」と「足場の状態」です。特に雨上がりや強風の日は、滑りやすく転倒のリスクが非常に高まります。エアコンの設置が屋外である以上、足元が濡れていたり、手元が冷えて感覚が鈍くなっていたりすることも珍しくありません。

また、現場によってはベランダの床が老朽化していたり、手すりがぐらついていたりと、設備そのものに問題がある場合もあります。そういった場合は、お客様にもご説明の上、無理に作業を進めずに判断を仰ぐことが必要です。

一人作業よりも二人作業を基本にする

現場によっては「人手不足で一人作業になってしまう」こともあるかと思いますが、高所作業においては二人作業が基本と考えてください。

一人で作業していると、もし万が一の転倒や体調不良が起きた際、助けを呼ぶことすらできない状況になりかねません。特に脚立の昇降や重量物(室外機など)の持ち上げ時には、補助者がいることでリスクを大幅に減らすことができます。

「声をかけ合うこと」「タイミングを合わせて持ち上げること」など、コミュニケーションも安全確保に直結します。

「慣れ」こそが最大の敵。安全は日々の意識から

何年もエアコン工事に携わっていると、「このくらいは大丈夫だろう」という感覚が身についてしまいがちです。しかし、その油断が命取りになるのが高所作業の怖いところです。

実際に、長年の経験者であっても脚立の不安定な使い方で事故に遭ったり、スライダーの設置ミスで滑落したりといった事例は後を絶ちません。だからこそ、毎回の現場での「点検・確認・声かけ」を徹底することが、事故を防ぐ最大のポイントなのです。

まとめ:高所作業は「準備」「確認」「二人作業」がキーワード

エアコン工事のプロとして、安全を確保しながら高品質な作業を提供するには、「高所作業への意識改革」が欠かせません。以下の3つのポイントを改めて意識してみてください。

  1. 作業前の点検と足場・機材の確認を怠らない
  2. 安全帯・命綱をしっかり装着し、万が一に備える
  3. 一人作業を避け、必ず二人体制で行う

これらを守るだけでも、事故の可能性は大きく下がります。これから始まる繁忙期に備え、もう一度自分たちの作業手順を見直し、安全第一で取り組んでいきましょう。

 


 

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