お知らせ

エアコン工事業者様の収入

エアコン工事の仕事をされている個人事業主の方は沢山いらっしゃいますが、エアコン工事は大きく2つに分かれます。
業務用エアコンとルームエアコンです。
弊社ではルームエアコン工事を取り扱っておりますので、ルームエアコン工事についてご紹介いたします。
皆様の参考になれば幸いです。
必ずしも全てが一致する訳ではございませんので、あくまで参考程度にご覧ください。

エアコン工事業界の種類と収入

  • 引越し業界
  • 通販業界
  • 自社施工(自社HPやウェブ上での集客含む)
  • ホームセンター

引越し業界

まずは引越し業界です。まず第一に単価が安いです。お客様から追加工事として冷媒管を営業して新品に交換するように勧めなければ作業員の方はほぼ利益になりません。
パック料金というものも存在しますが、お客様金額はそこそこの金額ではありますが、エアコン工事の作業員さんに入る金額はたかが知れています。
引越し業界は中抜きの割合が多く、普通にエアコン工事をしていては中々稼ぎ辛い業界だと思います。
営業が得意な方はエアコンクリーニングや冷媒管等をお客様に進めることが上手ですので、稼げると思います。
移動が大変なのも引越しの特徴で例えば、洗濯機の取外しのみで片道2時間ということもありえます。
エアコンが到着していないと工事が出来ないので予定時間に引越し屋さんが到着していないと工事が始められず何時間も待機することもありますし、引越しのトラックの奥にエアコンが積まれていた場合は、エアコンが降りてくるまで待つこともあります。

移設のエアコンは新品と比べるとどうしても工事がし辛く、また設置後に不具合があると高確率で工事者の責任にされるます。
稀にクロスや床に傷があった場合に、自身が傷をつけていなくても引越し屋さんがエアコン工事業者の責任にしてくる場合もあります。
私も引越しのエアコン工事を数年経験していますが、正直一番おすすめしません。

通販業界

通販業界は基本工事は高くありませんが、追加工事が比較的高額に設定されている企業様が多いと思います。お客様宅にエアコンが届いていることが多いので、引越しと同様で工具と材料があれば工事ができるので軽バンでも十分に仕事ができます。
ただ、ほとんどの仕事量が夏季に偏ることと、通販ではお客様との打合せを綿密に行うのが難しいこともあり、追加工事が発生した場合にお客様とトラブルになることが多いのも事実です。
小さい機種(2.2kw~2.8kw)が圧倒的に多く、寝室や子供部屋に着けることが多いので主に2階の印象が強いです。
お客様にアポを取る際に「キャンセルしてます」「工事日の変更してます」と言われることも多々あります。
仕組み上仕方のないことかもしれませんが、お客様情報に変更があった際に工事業者さんまで伝わるのが遅いことがネックです。

自社施工

自社HPやウェブサイトに出店し直接お仕事を行う方法です。
自社HPの場合は平たく言ってしまえば金額もご自身で決められますし、中抜きされないことがメリットです。
しかし、ユーザーが閲覧し依頼をしなければ利益にならず、閲覧してもらうためには自然検索で上位に表示される様になるか、広告費を払いユーザーに閲覧される必要があります。

ウェブサイトの出店は月額、又は売上げの20%を出店先に支払います。
大手企業や知名度のある企業様ならしっかりと収益が見込めると思いますが、個人事業主で行うには競合が多く、お客様の評価が高い業者さん(企業)に依頼が集中する傾向があるので、工事を安くしたりご自身のサービスに付加価値を付けなければ依頼は集まりません。
ご自身のブランディングが得意な方であれば上手くいくと思います。

自社でも出店でも言えることですが、集客(営業)、打合せ、見積り、工事、集金を全て行わなければならず、工事以外にも大きな労力を有します。
また、ウェブサイトでの出店は詐欺に近いようなサイトもある為、必ず規約を理解し契約を行わなければなりません。

ホームセンター

私が経験したホームセンターは通販と同じ様な金額設定でした。
通販と同じような容量のエアコンが多いのですが、その中でも安価な商品が非常に多くありました。
お店に商品を取りに行くこと以外は、ほぼ通販と大差ありません。
しかし、以下の内容が非常にやり辛く感じました。

・1日に複数の店舗に商品を引き取りに行く必要があること

・お店の営業時間内に引取りに行かなければらないこと(営業終了後も店員さんが残っている時間であれば問題ない場合もあります)

・店舗ごとに商品の引取り方法や伝票の処理方法の違い

・正しいエアコンの知識が無い店員さんが圧倒的に多い

例えば同じマンションで部屋番違いのお客様宅に同日工事をする場合でも1人はA店、もう1人はB店で購入している場合にはそれぞれのお店に商品を引き取りにいかなくはなりません。

営業時間内は作業員さんも工事をしています。繁忙期は閉店時間と同じ時間帯に現場が終わることになると思います。引取りの時間的余裕が無いので、1日の現場件数を少なくしなければいけなくなってしまいます。

基本的には書類は同じなのですが、提出方法や入管チェックの有無や駐車場への乗り入れ禁止など、店舗によって異なるルールがあることがとても億劫に感じました。

店員さんは基本売るだけで、無責任にエアコン工事が出来ますと言い切ってしまうので、作業員さんに工事が出来ないのは技術が無いからだと理不尽なクレームが入ることもあります。

  • 不動産(賃貸)
  • 建設業界
  • 家電量販店

次回は上記のの業界もご説明します。